|
企業情報
|
代表者氏名:
中冨一郎 |
|
設立年月日:
1996年6月14日 |
資本金:
10768 百万円 2015年3月31日現在 |
従業員数:
52 人 |
本社住所:
〒277-0871
千葉県 柏市若柴226番地39中央144街区15
|
電話番号/FAX番号:
04-7197-7621 / 04-7197-7624 |
URL:
http://www.nanocarrier.co.jp |
参考資料:
|
会社概要:
ナノキャリアは、ナノテクノロジーをベースにした日本発の薬物含有ミセル化ナノ粒子を用いたDDSにより、主にがん領域において新しい医薬品を生み出し、社会に貢献することを目指す創薬基盤技術型のベンチャー企業です。ミセル化ナノ粒子は、生体適合性高分子からなるナノサイズ(直径20〜100nm)の超微粒子です。この粒子に薬物を封入し、体内へ投与することで、病変部位への薬物送達効率を高め、薬物の徐放制御により、従来の製剤では成しえなかった「副作用の軽減」と「薬効の増大」を目的とした新薬(ナノメディシン)の開発を行っています。 |
技術&事業概要
|
当社が開発を進める新しい抗がん剤は、効果の強い既存または新規の抗がん剤をブロックコポリマーで包含(ミセル化)することにより、安全に体内へ投与することを可能とし、1)治療効果の増大 2)副作用の軽減、安全性の増大 3)外来治療を可能にするなど生活の質(QOL)の向上 4)医療費負担の軽減 などのメリットが期待されています。現在Phase3を含む4品目の臨床試験が各国で進行中です。 抗がん剤の他にも、体内で非常に不安定な核酸などのDDS製剤の開発を進めています。また、抗体などのセンサーを表面に結合し、よりターゲット力を高めたADCM(Antibody/Drug-conjugated Micelle)技術を確立し、より効率的な抗がん剤の開発をめざし、他社との共同研究等を推進しています。 医薬品以外への応用としては、ミセル化ナノ粒子が、内包成分を安定化し、皮膚の角層の奥深くまで浸透し、徐々に成分を放出する特徴を有しており、この技術を用いた化粧品メーカー「アルビオン」との共同研究により生まれた美容液「エクラフチュール」を発売し、さらに男性向けスカルプケア製品「Depth」について2016年春の発売を予定しています。
|
主な製品&サービス
|
主な製品&サービス名
|
ステージ
|
概要
|
直近の目標
|
パクリタキセルミセル(NK105)
|
フェーズ3
|
DDS抗がん剤
|
PhaseU(胃がん)終了・phaseV(乳がん)実施中
|
ナノプラチン(NC-6004)
|
フェーズ3
|
DDS抗がん剤(シスプラチンミセル)
|
アジア/日本PhaseIII(膵がん)、米国PhaseII(肺がん、膀胱がん、胆道がん)、PhaseI (頭頸部がん)
|
エピルビシンミセル(NC-6300)
|
フェーズ1
|
DDS抗がん剤
|
pH応答性機能を付加したDDSミセル製剤。国内PhaseT実施中。
|
NC-4016 ダハプラチン誘導体ミセル
|
フェーズ1
|
DDS抗がん剤
|
米国PhaseI実施中。
|
核酸・タンパク質等のDDS製剤化
|
研究
|
高分子医薬品(核酸・タンパク質)
|
フィージビリティスタディ・共同研究を随時実施
|
最近の成果・実績
|
既にPhase3を含む4品目が国内外で臨床試験段階にあります。抗がん剤のライフサイクルマネージメントや、高分子医薬品のミセル化による安定化と持続製剤の開発にも取り組んでいます。これまでに、高分子医薬品であるタンパク質やsiRNAなどの核酸のミセル化を検討し、活性を保ったまま体内で滞留することが示され、今後、なくてはならないデリバリー技術として期待されています。国内外の複数企業とフィージビリティスタディを実施しています。また、東京大学、京都大学との共同研究も行っております。
|
Hot news
|
ライセンス先主導を含め、PhaseIIIを筆頭に臨床試験が各国で進捗しています。ターゲティング性能を高める新しい技術を確立し、さらなる画期的新薬の開発に向け、他社との共同研究等を推進しています。
|
アライアンスの希望
|
・パイプラインの導出 ・共同研究 ・低分子、高分子化合物の弊社技術を用いたDDS製剤化の可能性を探るトライアルが可能です
|
|
|