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株式会社iXgene
【業種】
医薬品/創薬


最終更新年月日:2024年9月30日
企業情報

代表者氏名:
古川 俊治


設立年月日:
2020年1月6日

資本金:
90 百万円  

従業員数:

本社住所:
〒160-0004
東京都 新宿区四谷1-14-1

電話番号/FAX番号:
/

URL:
https://www.ixgene.inc/

参考資料:

会社概要:
京都大学の山中伸弥先生が2006年に発表されたiPS細胞は、身体を構成する全ての種類の細胞を新たに作り出すことの出来る画期的な技術で、これによって病気により機能不全に陥った各種の臓器の機能を再生することが可能となると期待されてきました。その後の研究の積み重ねにより、ようやく、患者さんの治療へと実用化される段階に来ています。また、近年開発されたゲノム編集技術は、遺伝子の改変を格段に容易にした新規技術で、遺伝子変異が原因となる多くの疾患の治療に活用することが期待されています。私共の社名の“iXgene”とは、iPS細胞技術にゲノム編集技術という2つの革新的技術を掛け合わせることを意味しています。遺伝子編集を行ったiPS細胞を用いて、機能を付加・強化した各種の系統の幹細胞を作製し、様々ながんや難病に対する新規治療法の基盤技術の確立を目的としています。初めは悪性脳腫瘍と、外傷性の脳損傷や脳梗塞に起因する脳障害を対象に研究開発を進め、更に、他の種類のがんや疾患にも開発を拡げていく計画です。

技術&事業概要
多能性幹細胞においては安全性の確保が重要です。多能性幹細胞の無限増殖能には、移植された生体内で腫瘍のように増殖してしまうリスク(造腫瘍性リスク)があり、増殖しない場合でも、移植した細胞が期待した働きを示さない場合に投与した細胞が排除できません。また、in vivo遺伝子治療においては、ウイルス自身は遊走性をもたないため、そのままでは浸潤腫瘍等の疾患患部への集積が不十分なことが課題として挙げられます。

私たちが開発を進める難治性脳疾患に対する治療用細胞は、樹立したiPS細胞にゲノム編集によりCD-UPRT遺伝子を導入し、神経幹細胞(Neural Stem Cells, NSCs)に分化誘導した治療用NSCです。iPS細胞を用いることによる生産性の向上に加え、プロドラッグを細胞殺傷性ドラッグに変換する自殺遺伝子を導入することで、細胞の脳内投与における高い安全性を確保しています。

私たちは、ゲノム編集技術とiPS細胞技術を融合した治療用NSCを、悪性脳腫瘍や脳機能障害に対する新たなソリューションとして開発を進めています。
主な製品&サービス
主な製品&サービス名
ステージ
概要
直近の目標
悪性脳腫瘍治療用NSC
非臨床試験
既存治療法が存在しない再発グリオブラストーマを対象とした新規遺伝子細胞治療法

外傷性脳損傷治療用NSC
研究
脳の障害部位に遊走し、神経幹細胞の機能に由来する再生医療効果を発揮する













最近の成果・実績
2024.02 学校法人慶應義塾と自殺遺伝子導入iPS細胞特許の商業化に向けたライセンスに関する契約を締結
2023.10 iXgene、慶應義塾大学医学部、住友ファーマによる、ゲノム編集iPS細胞を用いた、悪性脳腫瘍治療薬の実用化に向けた3者間共同研究契約締結
2023.01 慶應イノベーション・イニシアティブ/ 東京大学協創プラットフォーム開発/ MSFキャピタルパートナーズ/グリーンコアを引受先とする総額6億円の第三者割当増資を実施
Hot news

アライアンスの希望
近年の医療の歩みは、研究者、事業家、投資家が一体となって、諦めることなく努力と挑戦を続けることこそ、新たな治療法の開発につながることを証明してきました。私共も極めて小さなスタートアップの1つですが、ゲノム編集iPS細胞を用いて積み上げてきた科学的検証を基に、患者さんと社会へ大きな価値を届けるべく邁進してまいります。是非、志を同じくする研究開発現場の皆様や投資家の皆様には、“iXgene”のミッションの実現へ向けて、私共のチームにご参加ください。
 
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