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企業情報
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代表者氏名:
吉野公一郎 |
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設立年月日:
2003年4月10日 |
資本金:
3075 百万円 |
従業員数:
58 人 |
本社住所:
〒650-0047
兵庫県 神戸市中央区港島南町一丁目5番5号 BMA 3F
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電話番号/FAX番号:
078-302-7039 / 078-302-6665 |
URL:
http://www.carnabio.com |
参考資料:
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会社概要:
当社は、2003年にオランダの製薬企業オルガノンの日本法人の研究部門がスピンアウトして神戸医療産業都市に設立された創薬ベンチャーです。2008年3月にはジャスダックNEO(現東京証券取引所JASDAQグロース、コード4572)に上場しました。同年4月には北米での販売力強化を目的として米国マサチューセッツ州に子会社(CarnaBio USA)を設立しました。 当社は2つの事業を有し、その一つが「創薬事業」で、がん、リウマチ等のアンメット・メディカル・ニーズが高い疾患を重点領域として、病気の原因となっているキナーゼタンパク質を標的とした低分子の分子標的薬の研究開発を行っています。その成果として、2015年にはヤンセン・バイオテック社、2016年にはSierra Oncology社に、当社の創薬プログラムを導出することができました。 もう一つの事業が、当社の創薬研究で培った創薬基盤技術をもとに、製薬企業、大学等のキナーゼ阻害薬の研究をサポートし、収益を獲得する創薬支援事業です。本事業では、キナーゼ阻害薬の創製研究に必要なキナーゼタンパク質(試薬)の製造販売、アッセイキットの開発・販売、プロファイリング・スクリーニングの受託サービス及びセルベースアッセイ等を提供しています。 |
技術&事業概要
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【創薬事業】 当社独自の創薬テーマとして、当社単独もしくはアカデミアとの共同研究により、低分子のキナーゼ阻害薬の研究開発を行っています。当社にはキナーゼ阻害薬の医薬品候補化合物として独自に合成された豊富な化合物ライブラリー、再現性の高いアッセイ系を有しており、強力に創薬の研究開発を推進しています。 がん領域では、Sierra Oncology社に導出したCDC7阻害薬プログラムを始め、国立がん研究センターとの共同研究であるがん幹細胞を標的としたTNIK阻害薬プログラム、広島大学との共同研究である白血病肝細胞を標的としたプログラムなどがあります。その他、免疫炎症疾患や神経変性疾患などアンメット・メディカル・ニーズが高い疾患領域を対象としたキナーゼ阻害薬の研究開発を行っています。 【創薬支援事業】 当社の創薬基盤技術をもとに製薬企業等に提供している当社の製品・サービスは以下の通りです(2017年4月現在)。 ・キナーゼタンパク質の製造販売(357種類) ・キナーゼプロファイリング・スクリーニングサービスの提供(323種類) ・アッセイキット(335種類) ・結晶構造解析サービス(SARomics社提供) ・セルベースアッセイ(ACD社、CAI社、NTRC社提供)等
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主な製品&サービス
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主な製品&サービス名
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ステージ
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概要
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直近の目標
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キナーゼタンパク質の製造販売
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サービス
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357種類のキナーゼタンパク質の製造販売をはじめ、解析機器で利用しやすいビオチン化タンパク質も提供。製品数は世界トップクラス。
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売上の拡大(特に北米地域)
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キナーゼプロファイリング・スクリーニングサービスの提供
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サービス
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顧客より受領した化合物におけるキナーゼ阻害活性およびその選択性の分析サービスを提供。対応キナーゼ数は世界トップクラス。
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売上の拡大(特に北米地域)
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セルベースアッセイサービス
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サービス
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細胞内でのキナーゼ阻害作用を評価するのに最適な各種セルベースアッセイサービスを協力会社との提携により提供しています。
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売上の拡大(全世界)
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低分子の分子標的薬(キナーゼ阻害薬)の研究開発および創薬パイプラインの導出
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非臨床試験
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がん幹細胞を標的としたTNIK阻害薬、がんの細胞周期を標的としたCDC7阻害薬、白血病幹細胞治療薬、神経変性疾患領域のキナーゼ阻害薬等
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製薬企業等へ導出済みプログラムの臨床試験開始、自社臨床試験の開始、前臨床試験中プログラムの試験完了など
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最近の成果・実績
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2016年5月には、当社が開発したCDC7阻害薬の医薬品候補化合物を、カナダのSierra Oncology社(旧ProNAi社)に導出済み。現在同社において臨床試験開始に向けた準備を行なっている。一時金を含めたマイルストーン総額として270Mドルを同社より受領できる契約となっており、上市後の売上高の1桁の割合のロイヤリティ収入が期待できる。
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アライアンスの希望
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当社の創薬プログラムは、現時点ではすべて非臨床段階にあり、既に製薬企業等に導出済みのテーマ、自社において臨床試験を行ない、その後に導出を予定しているテーマ、前臨床試験を当社で完了後に導出したいテーマ、非臨床段階で製薬企業と共同研究契約を締結し、その後本格的な導出契約に移行したいテーマなど、当社の創薬パイプラインは、がん疾患、免疫炎症疾患、神経変性疾患領域を中心に、新規性が高いプログラムを有しており、随時導出活動を行なっています。
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